2・「私の身体のコンプレックス」

「なんか俺・・肩幅狭くない?」

高校2年生の時ぐらいから

私はかなり身体の線が細く、痩せていた事もありますが、まわりの私と同じぐらいの身長の人と自分の身体を比べて何かおかしいんじゃないかと思うように感じたんです

「肩幅がもっとあればよかったんやけどね・・水泳とかしてたらよかったよ・・今の知識で子供に戻れたらな・・って今でも思ってるよ」

「え?どこがですか?がっちりしてるじゃないですか?」

「いや、そう見えるだけ、骨の長さとかは変わらないからね~筋肉とかでそう見せてるんよ」

シャツを着ないんです、というか着たく無いんですよね、肩幅が狭くて、胸の筋肉が発達してるから、箱みたいになるんよ、まぁ、たま~に着てもボタンは閉めないね、箱みたいになるから

箱?プッ(笑)

もともと母親が細くて、父親は身長あるけど、骨格的には普通よりちょっと華奢

そういう遺伝的要素に加えてスポーツをあまりしていなかった事、これが大きいですね

礼儀作法を身につけさせよう!という親の考えから一応、剣道をしてたんですけど、行くのが嫌で嫌で、道場に行く日になったら「お腹が痛い!」って言ってました

嫌で嫌でしょうがなかったのですが、こういう心理的な問題も実は身体の成長に影響してくるんです

ただ、唯一、格闘技(見るほう)は好きだったんですよね、そういう雑誌をみていると、身長とか体重とかも載っていて、自分と身長が似た人を探して見てみると、やっぱり自分と比べて全然違うぞ・・・と

特に肩幅を気にして見てたんですけど

この人は自分の身体と違って「鎖骨」がすごく伸びてるとか、「胸」の幅が広いなとか、そういう事をすごく考えながら雑誌を見みていたんです

泳げないんですけど